プロローグ
情熱ダイニングは、阪神・淡路大震災直後に小さな店舗から始まり、現在は神戸に8店舗を展開。神戸・丹波の農家から新鮮な野菜を仕入れ、その素材の味を活かし、心と体に美味しい料理をお届けしており、お客さまにほっと和める時間を過ごしていただけるよう努めています。お客さまが最高に楽しめる時間を演出し、その過程でお互いの成長を心から応援しあえる。そんな成長ステージの実現を目指しています。
また「食」に誇りを持ち、豊かな市場を創るために、神戸市や地元の生産者と連携して「地産地消」や「食品ロス削減」に取り組んでいます。
新店舗では観光ツアーや料理教室を実施し、お客さまに喜んでいただける企画で神戸の食文化を創っていきます。さらに「神戸もったいないプロジェクト」で廃棄食材の活用や、自社農園での野菜づくりにも挑戦しています。情熱に共感してくださる方々に、ぜひ取り組みに参加してほしいと考えています。
事例概要
課題
専門学校に直接求人票を送付していたが、コロナ禍もあり採用が安定せず
社内の年齢層のギャップが成長の足かせに
導入
新卒採用は組織全体に良い影響を与えると考え、思い切って新卒の調理師採用に特化しているCareermapの導入を決意
成果
会社の規模に見合ったバランスの良い採用が実現
Careermapを導入し、過去3年間の内定辞退が0。専門学校との連携が強みとなっていると強く実感
課題
–以前の採用課題を教えてください。
これまで私たちは、専門学校に直接求人票を送付することや、時々専門学校からの紹介で新卒採用をすすめている状況で、積極的に新卒採用に乗り出したことはありませんでした。そのため、採用人数も年によってばらつきがあり安定していませんでした。
以前から新卒採用の大切さは知り合いの経営者からも聞いており、十分理解していたつもりでしたが、コロナ禍が原因で一度採用新卒採用の波が途切れてしまったとともに、社員間の年齢差がはっきり出てしまう偏った組織体制になってしまったのです。
弊社はアルバイトの育成というところにノウハウがあり、同時に勉強会や交流会などにもかなり力を入れております。
新卒採用と社員の育成をセットで取り組むことで、弊社に適応した社員の定着率の増加と組織の成長という2つの軸を改善しようとしたのです。
–導入の経緯を教えていただけますか?
コロナが明け、新卒採用を再開するにあたって、学校に求人を提出する際に、先生からCareermapという存在を教えてもらいました。Careermapを活用しているなかで、担当の方から、より学生へのアプローチができ、弊社の魅力を伝えることができる協賛プランをご提案していただきました。
思い切って新しい取り組みを導入しようと思ったのですが、Careermapを導入するにあたって、その効果があるのかどうかという点はかなり不安がありました。
そのような状況の中、Careermapの提案をしてくださった営業の方に色々と資料を使っていただき、他社の事例や取り組みなどを知らせていただいたのを覚えています。
そのおかげで、弊社に当てはめると、どれぐらいの効果が見込めるかというのが明確になり、協賛することを決定しました。
成果
–導入後の成果はいかがでしたか?
導入後はCareermapの操作を誰が担っていくかという点で社内で少し連携が取れていないことがありました。そんなときに担当の方ににフォローしていただき、最適な使い方を指導していただけたことで、今の結果に結びついたと思います。
オファーの利用方法なども、フォローしていただいたものをベースとして、できるだけ学生一人ひとりに合わせた内容を考え、文の一部を変更するなど、自分たちでアレンジして有効活用しています。
採用結果については、Careermapに協賛してから、2024年度以外は複数名の採用につなげることができました。会社規模や新人の受け入れ状況を鑑みても2,3名の採用がバランスが良いと考えており、今後もこのペースを維持していくことができればと思います。
もうひとつの成果は、協賛してから採用ができた方々は内定辞退が0という点です。
専門学校は専願制であり、覚悟を持って就職活動に臨む学生が多いため、就職後も辞めずに頑張っている傾向があります。この点において、Careermapが専門学校と連携することで強みとなっていると実感しています。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
サービスに関しては先にもお伝えした通り、導入段階でしっかりとフォローしていただいたので、そこから自分たちなりにアレンジして活用することができたことは満足しています。
Careermapに望むことは、新卒採用に不慣れな企業の採用の架け橋になっていただくことです。そのために、合同企業説明会や勉強会、企業同士の情報交換会などを実施してもらいたいと思います。
弊社としても、業界や神戸の発展のために色々と計画しているものがあります。
その核となるのがSDGsについてです。
いまの若い方はSDGsを義務教育期間に学んでいます。その子達が就職活動をする際に、企業側の体制が整ってると、活躍の幅が増えてくるのではないかと考えています。
そういった情報含め、Careermapで発信することで、企業のメッセージを学生に届けていくことで、弊社の思いに共感してくれた学生の採用を進めていきたいですね。
新卒採用の1年目に成功を収め、その後の2年目、3年目には、先に入社した社員たちが活躍する姿を目の当たりにすることができます。このような先輩たちの姿は、後に入社を決める学生にとって大きな刺激となります。こうした良い流れができることで、採用と教育の両面で成功を収めることができると考えています。
会社全体の活力を向上させ、新たな成長を遂げることができるように、引き続き新卒採用には力を入れて取り組んでいきたいと思っています。
editor:齋藤 凜子