プロローグ
2020年2月に設立30周年を迎えた豊開発株式会社。1990年の設立当初から土木工事の専門工事業者として、施主、またお客様である元請企業の期待に応えるべく、技術力の向上と品質・安全の確保を徹底していた。
建設業界が人材不足、コストの高騰、職人の高齢化、技術の承継など、さまざまな課題を抱えている中、豊開発は30周年を機に変革を図りたいと考えていた。
社会の変化のスピードが速い時代において、従来の仕事、業務だけをやっていては生き残れない。生き残るためには新しい人材によるアイデア、行動力が不可欠と考えていた。
事例概要
課題
会社の変革を進める上で、高齢のベテラン層の社員が多い当社にとって、変革を担い、将来会社の柱になる人に育ってくれるような若手人材の採用が何よりの課題だった。
導入
以前から提案を受けていたグッドニュースの担当から、専門学校に特化したキャリアマップや広報物の提案を受ける。求職者にしっかりとアプローチをできる仕組み作りのために導入を決意。
成果
CareerMapの中で写真や文章を使いしっかりと会社の魅力を伝えるよう意識し、制作したパンフレットの活用によって、興味を持ってくれる学生が増えた。
専務取締役 清水 勇輝 氏
課題
–以前の採用課題を教えてください。
以前の採用はゼネコンの早期退職者等を採用するという中途採用が主たるものでした。過去には数名新卒で入社してくれた社員がいましたが、採用戦略を持って活動した結果ではありませんでした。
これまで若手採用に広報を使った積極的な動きをしたことがなく、また、専門学校などに求人票を出していたものの、なかなか反応がない状態でした。
30周年を機に、会社の中核を担う人材を採用・育成したいと考え、若手の採用を定期的に行えるような方法はないか、と悩んでいました。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
社内の体制を整えて、今後定期的な採用もできるようにしていきたいとグッドニュースの方に相談したところ、専門学生採用のCareerMapの中途採用への展開、HPやパンフレットのリニューアルなどを一緒に考えてくれました。
当社は、会社の外に広報をしていくという動きを積極的に行っていなかったのですが、「採用において各企業の広報をする情報量が何より重要なため、しっかりとアプローチをできる仕組みを作りましょう」と提案を受け、専門学生採用のためのCareerMapの活用、強化と自社の広報力UPのためのパンフレットの制作を依頼しました。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
現在CareerMapを導入して2年目に入ったところですが、1年目は学校に求人票を出していただけの時と比べて約10倍のアクセスがあり、見てくれている学生が増えたと感じています。写真や文章でしっかりと当社の魅力を伝えたことによって、興味を持ってくれる学生が増えたのだと思います。そして、制作したパンフレットを持って学校を訪問し、学校との関係性作りも進めています。
また、専門学校卒業生である当社社員がCareerMapで情報発信をしたところ、その投稿に対して在学中の学生からたくさんのいいねが届きました。たくさんのいいねがつくことで社員のモチベーションも上がり、今後の意識改革につながっていくことにも期待しています。
2年目は、若手社員が情報を発信して、学生の皆さんに働くイメージや会社の雰囲気をわかってもらえるよう努力していきたいと考えています。
サービスについて
–グッドニュースのサービスやフォローはいかがでしたか?
グッドニュースの方は、建設業界の事情に精通しているだけではなく、他業界の事例も参考にして、豊開発に合った採用広報の方法を提案してくれていると思っています。当社に合ったCareerMapの運用を通して、求職者の状況や採用活動のアドバイスをくれるのでとても心強いです。
editor:範 萌々香