プロローグ
大規模修繕工事と改修工事を手掛けるコボリ建設。対応できる建物はマンション、オフィスビル、店舗、さらに一般住宅と多岐にわたります。会社の成長、そして若い世代の育成に力を入れるため、初めての新卒採用に挑戦する。
事例概要
課題
中途採用した社員は早期退職。派遣からの正社員採用にチャレンジするもののうまくいかず、採用活動の正解がわからず悩んでいた。
導入
協力会社から紹介してもらったのが「CareerMap」。新卒社員を採用し、自社でしっかりと育てていく仕組みを作っていこうと決意。
成果
2021年9月から導入し、2023年卒で専門学生を2名採用することに成功。新卒採用の基盤をゼロから作っています。
課題
–以前の採用課題を教えてください。
採用活動をはじめたのは2021年の夏。社会経験のある人の方が即戦力になってくれると考え、中途採用に取り組んでいました。100万円程の予算をかけて中途媒体に掲載、2名採用もできました。しかし、その2名が半年から1年半ほどで退職。費用をかけて求人広告を出しても残念な結果となってしまい、次は派遣からの雇用にチャレンジしました。
派遣社員の方はすごく良い方で、ぜひ入社してほしいと正社員雇用のお話をしたところ、誰一人希望する方はいませんでした。「派遣社員よりも正社員のほうが良いに決まっている。」そんな固定概念を持ってしまっていたんですよね。実際聞いてみると、派遣としての働き方に魅力を感じており、派遣からの正社員採用は狙っていけないと感じました。そういった失敗が続いてしまい、どうすれば採用ができるのか全く分からない状況でした。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
他の会社はどんな採用活動をしているのか、協力会社や知り合いにも相談していました。未経験の新卒社員を、自社でしっかりと育てていくことが大事だと思っていた矢先、ある会社から教えてもらったのが「CareerMap」。その会社も初めてCareerMapから新卒採用に成功したと聞き、すぐに紹介して!とお願いしました。
紹介をしてくれた会社も担当している、グッドニュースの営業の方に来ていただき、CareerMapについて、そして自分たちにとって未知の世界だった新卒採用の市場感や専門学生の動向なども教えていただきました。学生さんから人気の新築や内装とは違い、修繕の施工管理募集は難易度も少し高いことをお伺いしましたが、それでも会社のために新卒採用を頑張っていこうと決めました。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
CareerMapは専門学校が公式導入しているシステムだからこそ、学校側からのアクションがもっとあるんじゃないかと思っていました。実際は企業側の取り組みが非常に重要で、新卒採用はそんな甘いものじゃないということもわかりましたね。
2021年9月からCareerMapを導入したものの、なかなか最初は活用できておらず、普段の業務と並行しながらの採用活動に苦戦していました。そこで2022年4月、新しく1名採用活動を一緒に進めてくれる事務員に入社してもらいました。
その結果、早速春には3名応募があり、初めて学生さんとお会いすることができました。しかし、採用には繋げることができず、内定辞退にも非常に焦りを感じました。グッドニュースでは営業の方だけでなく、カスタマーサクセスの担当の方にもフォローしてもらっているので、私が現場に出ている時もカスタマーサクセスから事務員に、改善案や今何を取り組むべきかなどを教えてもらいました。会社案内やチラシなども初めて作りましたね。そこから、秋ごろも根気強くCareerMapで採用活動を続け、オファーがきっかけで2名女性の専門学生さんから内定承諾をいただけました。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
フォローに関しては100点ですね。
現在はCareerMapだけでなく、ホームページ制作や中途採用も一緒に取り組んでもらっていますが、まだまだ、最近の学生さんの傾向や採用について分からないことも多いので、この1年で長い目で新卒採用を続けていく必要性も感じています。特に専門学校との関係性は継続的に作っていきたいですね。
強いて言うなら、CareerMapは専門学校・建設業界に特化しているからこそ、他社の事例もこれまで以上に教えてほしいですね。「最近こんな会社がこんな取り組みで採用できました!」と報告してもらえたら、参考にもできますし自社でもトライしやすいかなと思います。春から入社予定の新卒社員が安心して活躍できるように、既存社員にも色々とアドバイスをくれると嬉しいです。