プロローグ
有名百貨店・商業施設やホテルを中心とした空間全体のプロデュースを手がける「株式会社ヤマトマネキン・ウエスト」。
近年は、新規ビジネスの構築、百貨店市場から事業領域を広げホテル・飲食・クリニックなどへ取組を強化。また、創造する企業風土の確立、10年前からの取組であるサスティナビリティ事業を強化し、地方創生への取組にも本格的に着手していくことで、100年目にも選ばれる企業へ向けて事業を展開している。
100年企業を目指すにあたって一番必要で大切なものは人材であると考え、人材の採用や育成により一層力を入れていきたいと新卒採用に取り組んでいる。
事例概要
課題
近年は中途採用ばかりで、リーマンショックの時期に一度やめてしまって以来の新卒採用。学校への求人票だけでは採用に結びつけることができずにいた。
導入
就職活動のあり方が変わってきていることを知り、ただ募集情報をだすだけではなく、採用広報をする重要性を感じた。会社の風土や仕事のやりがい、働いている社員の姿などを伝えてきたいとキャリアマップの導入を決意。
成果
掲載してすぐに採用に繋げることができ、自社の魅力を世の中に発信し続けることの必要性を実感。また、取材を受けたことで改めて会社の想いやビジョンを言葉にする機会や社員の採用への意識を高めるきっかけにもなった。
常務取締役 営業本部長 佐藤 英仁 氏
課題
–以前の採用課題を教えてください。
バブルの頃は新卒採用もしていましたが、リーマンショックの時期に一旦やめて、会社として中途での採用を中心にするようになっていました。
中途の社員には即戦力で今も活躍してもらっていますが、社員の平均年齢も40代に差し掛かるようになってきました。また、有難いことにお仕事のご依頼も増えて工事部も忙しくなってきたことから、社員一人ひとりの負担が大きくなりすぎないように、今から若い人材を育てたいと新卒採用をまた開始しようを考えていました。
ひとまず、大学や専門学校などに求人票を出してみたものの、新卒採用を止めていた期間に大きく新卒の就職活動・採用活動のあり方が変わっていたのか、なかなか採用に結びつけることができませんでした。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
そういった自社の課題に直面していた時にタイムリーに提案をいただいたのがキャリアマップでした。
専門学校に求人票をだしていたことがきっかけで、キャリアマップのご提案を聞いてみることにしました。当時のグッドニュース社の担当が何度も足を運んでくれ、学生や新卒市場の細かな情報も提供してくれて、徐々に今の学生の就職活動について知ることができました。
キャリアマップでの当社の情報にアクセスはあっても、ただ見てもらっているだけでその先の応募に繋がっていないことを知り、募集要項を届けるだけではなく、採用広報による自社の認知拡大、興味喚起のための発信が必要だと提案を受けました。
ホームページなどネットを使って就職活動をする今の学生さんたちに向けて、会社の風土や仕事のやりがい、働いている社員の姿など、自社の魅力を最大限に発信できる点に興味を持ち、キャリアマップの導入を決めました。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
キャリアマップへの掲載をはじめてすぐに応募があり、内定・入社にも繋げることができました。すぐに実績が出たことは会社としてはかなり影響があり、自社の魅力を世の中に発信し続けることの必要性を実感しています。
また、取材撮影を通じて改めて会社への想いやビジョンを改めて考える機会にもなりました。なかなか普段思っていてもあえて言葉にすることはなかったので、しっかり伝えることの重要性にも気づかされました。
社員にもインタビューを受けてもらったことで、自分自身の仕事内容や入社してからのことを振り返るきっかけを与えられたと思います。3名の社員にインタビューを受けてもらったのですが、全員20代の若手で、これから会社を引っ張る役割です。自社の採用に関しても自分ごとに捉えてもらえたと思います。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
定期的に打ち合わせをしていて、学生や業界、採用の最新情報を詳しく教えてもらっています。自分たちで集められる情報は限られてくるので、建設業界を専任で担当しているプロからの情報は嬉しいですね。
社員取材、採用担当取材を通して、自社の魅力を学生に伝わりやすいようにこだわって制作してくれたことが成功の要因だと感じています。
キャリアマップは当社の採用サイトとしても活用をしているので、これからホームページをリニューアルするに当たって、イメージの統一やグループとしての採用広報ができる方法など、より学生に認知してもらえるようにいろいろと提案してほしいと思っています。
editor:野口 晴加