プロローグ
明治18年に兵庫県淡路島に本社を置き現在は、建築から土木まで幅広く事業を手掛ている。当時主要な建築資材であった石の採掘業に始まり、土木建築、更には総合建設業へと事業を拡大した。
長い歴史の中では度重なる試練に見舞われたこともあるが、それでも【人と地域を大切にし続けて135年】。兵庫でも指折りの「100年企業」へと成長。地元の淡路島では、圧倒的な技術と実績で島のランドマーク企業として様々な取り組みを行う。淡路島の歴史と共に成長してきたからこそ、災害時の復旧作業はもちろん、近隣の清掃ボランティア活動など、地域の活動に率先して取り組んでいる。
年々、採用実績が少なくなる中で、【淡路島に拠点があるから採用を諦める】ではなく【当社の魅力、淡路の魅力、を学生に発信して、もっともっと自社を盛り上げていきたい】との想いで創業135年の中で新卒採用に初めて予算をかける決意をする。
事例概要
課題
建設業界の採用が難しくなる中で、学生自身も「都会に出たい!」考えるようになり、更に採用が難しくなっているのを実感していたが、次の一手を踏み出せずにいた。
導入
採用がここ数年で特に厳しい状況になり、リクナビやマイナビの導入を検討していた頃にCareerMapの話を聞き大卒よりも実績のある専門学生の方が自社には合っているのではと思い導入。
成果
CareerMapを継続していく中で、施工管理職、事務職ともに採用に結びつけることができた。他社との交流もあり、採用に関する情報について以前よりも得られるように変化した。
課題
–以前の採用課題を教えてください。
これまでは、淡路島の中での採用を中心に行っていましたが、10年ほど前から少子高齢化に加え島内へUターン、Iターンも少なくなり、採用が難しくなってきたと感じていました。また、施工管理という職種に対しても学生が避けてしまう状況で、特にここ2〜3年は格別に難しくなり高校生に向けた採用活動を始めていました。
しかし、高校生の採用も求人票が多く求職者が少ない状況は変わらず、ぼんやりと有料媒体の掲載を考え始めていました。ただ、大手の媒体に掲載をして「果たしてどれだけの学生が淡路島で、建設業界の会社に興味を持ってもらえるだろうか」と考えた時に【埋もれてしまうのではないのか?】という不安が拭いきれずに足踏みをしている状態でした。
もちろん、採用は難しくなってきているのでどのようにして自社をアピールしていくのか、今後の採用手法を見直す必要があるのは理解しつつも、新しい取り組みができずに例年通りの採用活用を行っていました。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
大学生の採用も検討していましたが、やはり大手志向が強いとされる大卒の新卒採用では自社の情報が埋もれてしまうイメージが払拭できずに、様々な採用手法の話を聞いていました。
その時に、グッドニュース社からの提案を受け、関西の建設系の専門学校が多く導入しているので、分野を問わず広く募集ができる大卒採用よりも、CareerMapなら建設系の学生に的を絞って採用活動に取り組むことができ、当社に興味を持ってくれる学生と当社の求める学生にずれがない状態をピンポイントで狙えると知り、まずは専門学生の採用からスタートしていこうと決めました。
CareerMapの掲載と同時に、学校へのご挨拶、今まで手を付けることが出来ていなかった社内規定や制度の見直しなど少しづつではありますが、採用成功に向けて動き始めています。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
掲載当初は始めた時期もあり、アクセスの増加や応募を検討してくれる学生が出てきたりと、予兆を感じることができたものの、応募に結びつけることができていませんでした。しかし、2年目ではCareerMap主催の説明会に参加をして留学生の採用を実現することができました。そして、3年目には学生のスタートダッシュの時期からのアプローチをすることができ早期に動く専門学生の採用をすることができました。
また、採用サイトとして利用していることもあり、直接HPに足を運んでくれた学生へしっかりと情報を届けることができ、建築施工管理、事務職の大学生の採用もすることができました。グッドニュース社が定期的に他社さんとの座談会の機会も設けていただけるので、自社の就業条件はどうなのか?と客観的に見ることができたのも採用の成果へつながった部分かなと思います。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
CareerMap原稿の更新などのフォローのみならず、定期的にセミナーや他社さんとの座談会の機会を作っていただけることがとてもありがたいです。他社さんとお話をする中で、自社以外の採用方法が知れたり、就業条件の基準が明確になったりと毎回勉強をさせていただいております。自社のアピール不足を痛感し「ここまでは中々できない。。。」と思うこともありますが、動画の作成や会社説明会のパワーポイントの修正など少しづつ理想の会社、採用活動に近づけていけたらいいなと思います。
今後は留学生採用にも力を入れていきたいと思っていたタイミングで留学生の採用もできたので、やる気のある方はどんどんと採用を行い、淡路土建で働く魅力を多くの求職者の方に届けていきたいです。
editor:江岸 和奏